前回の角度指定で描く直線も、製図や地図、案内図など
さまざまな場面で使用しますので、
覚えておいてくださいね。
今回は、直線の長さを指定する方法をご紹介いたします。
もうすでにお気付きの方もいらっしゃると思いますが
お気付きの方は、復習だと思ってご覧ください。
それでは、早速始めましょう。
直線の長さを指定することは、作図の効率を上げ、
作図に掛かる時間短縮と正確な作図を実現する方法の一つです。
今回は、直線の長さを指定して、
これまで行ってきた、水平、垂直の描き方と
角度指定での直線の描き方を織り交ぜて練習してみましょう。
それではご覧ください。
まず最初に直線の長さ指定の方法をご紹介しておきます。
直線を引く時は、いつでも『/』タブを左クリックから始めます。
そして『寸法』に描きたい長さを入力して、始点で左クリックすれば、
赤い仮線で指定寸法の直線が表示されますので、描きたい方向で左クリックすれば、
これで指定寸法の直線が描けます。
実に簡単でしょ^^
それでは、これまで練習してきた方法を用いて、
下の画像のような図形を描いてみましょう。
@この傘のような図形を描くのには、保存してある『図面枠』を開きます。
A次に長さ指定『寸法』に「 10000 」を入力して
中心点から水平・垂直の直線を描きます。
直線の方向は、カーソル移動することで、選択できます。
上方向なら、カーソルを上に移動すれば上方向に赤い仮線が表示され、
左クリックで決定され、黒い実線が描かれます。
左・右・下方向も同じです。
B次は、角度指定『傾き』を使って、45°の直線を描きます。
以前に角度指定をご紹介したときは、描く角度によって入力する方法をご紹介しましたが
ここでは、もう一つの方法を使って作図します。
『水平・垂直』のチェックをそのままにして、中心点から描きます。
その際、カーソルをグルッとひと回りしてみてください。
赤い仮線が45°ずつ動くのが解りますよね。
この方法で、下の画像と同じように描いてください。
『水平・垂直』のチェックをそのままにすると、
好きな方向に直線が描けます。
C Bの方法で今度は、45°の半分22,5°を描きます。
D次は67,5°を入力してBの方法で直線を描きます。
E最後に『点読取』で、各線の先端を繋げば、最初の図形が完成します。
このときには、『水平・垂直』のチェックを外してください。
どうですか みなさん出来ましたか?
これまで、直線の描き方を練習してきた方法を使って、
描いた傘のような図形で、Jww_Cadを使った基本的な直線の描き方は、
出来るようになっていただけたと思いますが、
円や直線は、図面や図形、地図などを描く上での
最低限覚えておかなくてはならないものですから、
みなさんもさまざまな図形をJww_Cadを使って描いて
練習、習得してください。
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